なんだか、なにも、やる気が 或いはWAIS-Ⅲとワイシャツと私
4月21日 晴れ
まあまあ良い天気。只今14時37分。
なんだか何もやる気が起きない。いい天気なのに外へ行こうという気にもなれない。一応脳直でこの日記は書くが、それから何をすればいいかわからないというのが現状だ。
とりあえずやることを探すと、
出納帳つけ
身の回りの掃除と整理整頓
ランニング
……そんなものだ。
本当に何かをしようという気になれない。
今日は4月15日に買ってきたワイシャツとネクタイを身に着けて仕事をした。
おい、思い立ってからほぼ一週間も経ってるぞ。しょうがないじゃんなんかその気になれなかったんだもん。
白衣を上から着ると首が圧迫されて息苦しいしワイシャツなんてそもそも着たまま動き回るようにはできてないはずだし、ほんとこの規定を考えたやつは頭が悪いと思う。
昨日は今通院している精神科の病院へ行って、先生と面談、それから先日受けた知能検査WISC-Ⅲの結果の文書をもらった。グラフみたいなのを期待していたのに文章だった。
7時間にならないかと声をかけられているが転職もしたいし不安だ、ということを相談したら、考えているのか考えていないのか、「今の仕事に差し障りのない範囲で、ゆっくり次を探せば良いんじゃないかな」みたいな返答をもらった。どうもあの先生は信頼できない。若いからかなとも思うけど、そこに原因を求めるのは短絡的という気がする。専門的見地からもうちょっと穿った意見を聞きたいのだけど、なんか、こう、普通というか。それとも、もうぼくにかけるべき言葉はないってことなのかなぁ。よくわからない。
で。
多分すぐになくすと思うので(こういうのを保管しておく場所がないし保管しておくのも下手)、ざっくりここに記述しておく。
全検査IQは112で、知的水準としては「平均の上」に位置します。
さよかー。IQって平均より多少高くても別段意味ないんだよね。ボーダーだと高めに出るのかなってちょっと思った。
言語性検査(おもに言語性能力や耳からの情報を処理する能力をみる検査)は、すべて平均以上という結果で、特に語彙力や常識的知識が豊富であり、聴覚的な記憶力も非常に高いといえます。
ほんとかなぁ……(疑り深い)。もっとも、人生の一時期は好んで本を読んでいた時期があったので、そして曲がりなりにも文章を操るのを趣味としていたので、語彙力に関しては無いってことは無いような気がする。
こんな歯切れの悪い言い方をするのは、ぼくの中では常に「上には上がいる」の精神が目の上のたんこぶのようにくっついているからだ。
もしぼくとの比較対象が家族や親族だったら、読書量に関しては恐らく結構な差があると思う。でも弟とは読んだ本の質の差があるから一概には言えないな。ぼくは小説で弟は実用書だ。ともかくぼくの母系親族は、かなり身体性能力をメインに発達しているので、こういう方面には疎いのだ。
なのでぼくは、母系家系においては自分を一種の突然変異だと思っている。特別である…なんていう自覚はしていないけれど。考え方によっては、後天的に獲得してしまった読書能力なのかもしれないが。念能力者でたとえると、強化系が本質であるにも関わらず具現化系の念能力を習得してしまったみたいな感じで。
世の中やツイッターを見回せば、ぼくより本を読んでる人間なんて五万といる(こないだもどこかの日記で書いたなこの文章)。ぼくが頑張って5冊を読むのと同じ感覚で、或いはそれ以上に気軽に、10冊20冊を消化する人種が世の中にはゴロゴロいるのだ。それくらい、生活習慣の違いというのは歴然とした差があると思っている。
自分の中の本好きレベルと世間での本好きレベルは、まるで度合いが違ったという話だ。むらゆうしゃとせかいゆうしゃくらい違った。
本題に戻ろう。
動作性検査(おもに動作性能力や目で見た情報を処理する能力をみる検査)では視覚的注意力が高いことが示唆された
この辺がちょっとよくわからない。ものを見る力が高いということだろうか。テストに取り組んでいるあいだはむしろ低いものだと思っていた。
単純作業のスピードは低下気味で作業には時間を要することが考えられます。
手先が不器用だということだろう。文字を書くときもだいぶ酷い。頭で出力する速度と筆記速度がまるで違うので、文字を飛ばして書いたり、文字が混ざったり線がへにょったりしてしまう。意図せず走り書きにもなる。
自分のペースで取り組める課題では本来の力を出せたり、時間に余裕を持って取り組めることに関してはご自身の力を発揮できると考えられます。
今回一番参考になったポイントかもしれない。やっぱり参考になってないかもしれない。こういう仕事を想像すると、確かに自分に合ってそうだなと思う。今の仕事でやってる作業は次から次に物が送り込まれてきて、それを可及的速やかに処理しなさいという内容だ。直らない故障を抱えたマシンのせいもあって、とにかくミスしまくってしまう。
もっとも、自分のペースとか時間に余裕とか、今の世の中じゃ望むべくもないよなぁ。ある程度まとまった時間があって、その中でまとまった作業をこなせっていうくらいが妥協点のように思う。それだってよほど有能な人間じゃないと消化できないと思うが。世の中の殆どの人間は強制されなきゃ仕事なんてしない。缶コーヒーのボスのCMを実現するのはごくごく限られた人間だけということだ。
クラフトボス『新しい風・誰もいない』篇 30秒 堺雅人 杉咲花 成田凌 小澤慎一朗 ゆりやんレトリィバァ トミー・リー・ジョーンズ サントリー CM - YouTube
「耳からの情報を入れることが苦手」という認識が強いようだが今回の検査ではむしろその能力は非常に高い、という結果になった。「思っていることを言葉にできない」という認識もあるようだが、語彙力は非常に高く、言葉を使ってやり取りする事は得意だと考えられる。
うーんそうなのかー。そうなのかなぁ。でもなぁ。言葉を発するのがまず難しい状況ばっかりだからなぁ。
会話の中で一度にたくさんのことを言われると混乱しやすかったり、間違いはなくとも説明が冗長だったり回りくどかったりするため、思っていることが上手く伝わらない感じや会話への苦手意識が生じやすくなっているのではないか。
あるあるよくある。コレって言われた後にアレって言われるとファッってなる。説明は……単語について話してくださいって言われたときのアレだと思うけど、確かに長くて冗長な物言いが多かった。ズバッと言えないんだよね。だから相手も聞きたくないって思っちゃうんだと思う。
頭の中にはもくもく言葉が沸いてくるけど、これじゃない、これでもない、ってドラえもんがパニック起こしてひみつ道具を散らかす描写みたいなのが頭のなかに起こってる感じがする。
これは今の文脈に対して適切ではない、とか、これは直接的に表現してない、とか、これは相手の求める返答ではない、とか、これは同音異義語が入ってるから話し言葉としては使えない、とか、頭のなかで取捨選択が始まっちゃう。
文章を書く時は、こういうの、あっても整理がつくんだよね。着実に一個一個積み重ねていけるから。読むのも描くのも、一つの文脈が論理的に積み重なってるから、すごく好き。すごく、楽。
それがぼくが文章に惹かれた要因かもなぁ。
いっけねえ。ついネットサーフィンしてしまった。
なんかmasutodon.jpの人がドワンゴに入社したとかなんとかいう話から、サークルの縁故らしい→OBの紹介でもあったのかな→紹介したら話が決まったっていうツイートが見つかる→その人のTLを覗く、の連鎖コンボ。
フリーランスしてたりノマドしてたり、まぁ今の最先端みたいな人だったね。こういう人たちが時代を切り開いていくんだろうなぁ、ボスのCMみたいに。羨ましい。めっちゃ情報発信してめっちゃ情報受信してめっちゃ多趣味でめっちゃ知り合い多くてめっちゃアイディアも多くて、仕事もバリバリこなすような人種。バリバリっていうのはおかしいな。こういう時はなんというのか…そうだな…適切に、かなぁ。適当にこなす、かな。それで仕事ができてしまうような人種。羨ましいなぁ。羨ましい。エネルギーが有り余ってるんだろうな。そのエネルギーどこから来るんだろう。羨ましい。
おっともうこんな時間だ。
走りに行く時間がないじゃないか! いやこれからでもいいんだけどね。
あと、なんだっけ、何か書くことがあったような気がしたけど、まぁいいか。
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