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遺書手紙日記

覚書、或いはTLを汚さないための長文

早速日が空いた理由の話 或いはリア充の真似事の記録

日が空いた理由

日記というのは難しい。

一日二日、日が空いただけでもう書くことが積もり積もってしまって面倒くさくなってしまう。

いや、おかしい。普段ぼくは書くことがない自分の中には何もないとそんなことばかり思っていたはずだったのだが、はて、書くことが積もり積もってしまうとは一体全体どういう了見だろうか。頭でも打ってしまったのか。確かに偏頭痛はあるが、これは多分寝不足のせいだ。

 

この日記は基本的に「なにかやりタイム」の始めに書こうと思っていて、「やりタイム」内で何をするかを文章を書きながらまとめるとか、前日の「やりタイム」を振り返るとか、そういう目的のために書くものだと、自分の中では定義付けている。

つまり、「やりタイム」を取れなかった日の場合は必然的にこの日記を書けない、或いは書く必要がない、ということになる。

「やりタイム」は仕事がある日の午後の手遊びであるから、仕事が無い日や午後の用事がある日はこの日記は書かれない可能性が高い、ということだ。

 

回りくどいが要するに1日と2日は用事があったのである。

別に朝から晩まで動き続けて疲労困憊というアレではないが、そこそこ疲れてはいたからそこは平にご容赦願いたい。

ご容赦願いたいと言って、誰が誰を容赦するのかといえばそれはぼくがぼくをということにほかならない。この日記はぼくがぼくのために書こうということにしたはずなのだから。

 

リア充の真似事の記録・序

さて、ぼくは4月1日に起こった事態についての記録を残しておかねばならない。この日はぼくにとってイレギュラーな日であり、しかも喜ばしい方面でのイレギュラーな日であったからだ。

普通、突発的な事態というのは得てして嫌なことである。真夜中に礼儀を無視して鳴る電話は吉報を伝えるものなどでは決して無い*1し、臨時の出費は多くても臨時の収入は少ないものなのだ。

しかしこの日ばかりは違った。

 

登場人物は4人。

ぼく(パート社員の非リア)

弟(営業職のリア充・ぼくの3つ下)

弟の彼女(接客業・ぼくより何歳か上)

弟の友人(弟の学生時代の後輩で弟と同じ会社・弟の1つ下)

 

4月1日、土曜日である。

ごくごく普通の会社に勤めている弟と弟の友人…面倒だな、T君としよう、彼ら2人は普通に公休で、接客業であるぼく&弟の彼女…仮にQ嬢としよう、この2人も奇遇にも公休であった。

弟は少し離れた地域にT君とアパートをシェアしていて、土日になるとぼくがいる、言ってみれば実家へと帰ってくる、そんな生活をしていた。

Q嬢の家もどちらかと言えばぼくが住んでいる実家の方に近く、土日には割合頻繁に行き来している。

 

話すと長くなるので省くが、この弟、ぼくとは比較にならないほどデキた弟である。

そしてその彼女であるQ嬢も、ぼくより数歳上とは思えないほどフレッシュな感じのあるお嬢さんである。

恐らく近々結婚するのだろうが、そしたら年上の妹なんだなぁとちょっと複雑な気分になる。

勿論嬉しくないわけではない。言葉遊びとしては定番ながら、なかなかあり得るシチュエーションでもない。

奇異で、稀有、である。

 

この土曜日もQ嬢は我が家に来ていた。というか、朝から居た。前日に泊まったのだった気がする。

天気は快晴とはいかないまでも、そこそこ明るい空模様。花曇とはあのような空を言うのだろうか。肌寒さはあるが外へ出かけるに不都合はない、というような微妙な晴天。

きっかけはQ嬢の発案だった。

(ちなみに会話は全部うろ覚えなのでこういう流れだったよという捉え方で見て欲しい)

 

Q嬢「牧場に行けそうな天気ですよね! 牧場行きたいです!」

ぼく「はい……はい?」

 

牧場。

ぼくはしばし考えた。

牧場へ行けそうな天気。そうだな。その日の天気は前述の通り、外出には最適とまではいかないが、悪くはない。ただそれを指して『牧場へ行けそうな天気』とは。すごい発想もあるものだ。ぼくは呆気にとられるしかなかった。どうやら話を聞くと牧場へ行くのが結構好きらしい。らしいというのはその時の会話をよく覚えていないからだが、少なくともそれほど強い動機からの発言ではなさそうだったような覚えがある。

非難しているわけではない。ただ、出不精で、必要がなければ外へ出ないような人間にとってみれば、天気が良い→牧場へ行こう! という思考回路にただただ感服するばかりであったのだ。

 

そうしてあっという間に連絡網は回り、

弟「じゃあ、昼からね。Tも来るからね。準備しておいてね」

ぼく「お、おう」

ぼくはそそくさとグラブルやら何やらの消化を終わらせながら、これがリア充の行動力かと恐れ慄いた

 

さて、近場でT君と合流して。

ぼく「ところで牧場って、この辺にあります?」(Q嬢は年上なのでぼくは敬語を使う。たまに崩れる)

Q嬢「えーっとぉ~…○○牧場っていうのがあるので、そこに行きます!」(向こうからすれば義理の兄なので敬語で話す)

ぼく「道順大丈夫です? もしでしたら地図出しますけど」

Q嬢「ありがとうございます!」

グーグルマップに感謝する瞬間だった。

 

道中、まだ昼食を摂っていなかった弟とQ嬢のため、それと昼食は食べたが巨漢であるぼくとT君のために、つまり結局全員の需要から、近場にありながらまだ入ったことのなかったパン屋へ入った。

外見は洒落ているのに中は竈から出る煙がダイレクトに流れていて、ラーメン屋みたいな泥臭さだなと思った。

味は大変良かったが、多少値は張ったので、よそ行き用かなと思った。

 

リア充の真似事の記録・牧場

我が家は平野部、どちらかというと田んぼに囲まれた田舎なのだが、そこから車で30分ほど、山の麓へ分け入った辺りにその牧場はあった。

地元ではそれなりにCMとかもやっている古くからある遊園地の姉妹施設であるらしいその場所は、まぁなんというか、見るからに予算かかってねえなあという感じの、寂れてはいないがくたびれてはいる、そんな牧場*2

管理棟の名前の浮き文字(今調べたらピット文字と言うようだ)が一つ落ちている。直す予算が降りないのだろう。

入り口を示す門に掲げられている看板は思いっきり手書きで、それもサラブレッド種であることは分かるもののかっこいいとも美しいとも言えない地味なイラスト。

動物たちもなんとなくお疲れ気味で毛並みもお世辞にも綺麗とは言えない。柵もボロいし備品も年季が入っている。敷地も広いはずがなく、これなら野球場の方がまだ歩き甲斐があるだろうという風情。

「牧場」という単語から想像できる爽やかさや開放感とはかなり縁遠い牧場であった。

 

車から見えたその光景に、さしものリア充たちも一瞬言葉に詰まったようだった。少なくともそんな雰囲気が流れたような気が、ぼくはした。

つまりその牧場、全員初見らしかった。

Q嬢は牧場が好きだったのか、それとも憧れだったのか、行ってみたかっただけだったのか、今となってはよくわからない…。

 

しかしリア充リア充たる所以はどんな状況でも現実を楽しむことにある。

入場料の500円(うち100円分は餌代。小さなバケツにキャベツと人参が入っていた)を払うと、彼らは普通にその草臥れた牧場を楽しみ始めた。

兎と戯れたり、ポニーに餌をやって手を噛まれたり(これはぼくだ)、サラブレッドを馬面だと笑ったり、ヤギかわいーと黄色い悲鳴を上げたり、アルパカとにらめっこしたり(唾は吐かれなかった)、まぁまぁ色々だ。

そして極めつけは職員の人にスマホを持ってもらって記念撮影。

たのしかったです(こなみかん)

弟はほとんどT君と話しっきりでぼくとQ嬢の方がむしろ一緒にいる時間が長かった気がするが、ぼくの気分は飽くまでゲスト、というかお呼ばれされた側という認識でいたのにも関わらず、それを脇に置いといてリア充の真似事ができたのは、おそらく弟の人徳によるものだろう。

Q嬢も人間としてはてんでダメダメなぼくに分け隔てなく接してくれるし、T君も弟の友人だけあって好漢だ。

記念撮影の中で一人だけ浮いていたぼくであったが、気分そのものはのけものではなかったように思う。

 

……めんどくさくなってきたぞ。どうしよう。

でも頑張ろう。

 

リア充の真似事の記録・甘味処

それから4人は牧場を出て、これまたグーグルマップで調べた近場の……なんというんだろうあれは……喫茶店というには和風だし、団子屋ともちょっと違うし、和菓子屋でもないな……あ、分かった。甘味処

これまた行き当たりばったりで近場にあるとこどこよと探して車で10分ほど、山を降りて麓を走って、狭い山道を少し登って到着。

他に客がいないことに一瞬だけ不安を覚えたが、入ってみれば囲炉裏や小上がりがある、和の雰囲気あふれる良いお店だった。にゃんこ先生*3みたいな猫の置物もあった。可愛かった。手作りの日用品の販売もしていたから、地元の人もよく来るのかもしれない。

ただし、「囲炉裏の炭が切れててすみませんね。なんちゃって」みたいなギャグを飛ばすご主人、ぼく一人だったら対処の仕様がなかった。本当に危なかった。一人じゃなくてよかった。リア充的には笑いどころだったので笑っておいた。

味も良かった。弟とT君はアイスクリームを食べて濃厚だねばりがあると喜んでいたし、ぼくは抹茶白玉善哉を頼んだし、Q嬢はモッフルという一見すると謎な和風甘味を頼んでいた。

餅+ワッフルだろうかとその時は思っていたが、どうやら今調べたら本当にそうらしい。なんだ、wikipediaにも記事があるのか。しかし2007年ころから広まったというから、まだまだ新しい部類の甘味なのだろう。

 

全員が各々食べ終えて歓談していると、弟が「あれやろうぜ、4文字以上しりとり!」と言い出した。

おお、おもしろそうじゃないか。きみらそんな面白そうなことをやっているのか。しりとりはだいたい言う単語が決まってきてしまうし短い単語は思いつきやすいからついついそちらへ逃げこんでしまいがちだ。4文字以上という縛りを入れれば普段使わないような単語を脳内から探してくることになるだろうから、これは単純なしりとりより脳が活性化するはずだ。きっと語彙力が鍛えられるに違いない。

そう思って「面白そうだね」と発言すると意外そうに「食いつきいいな、アニキ!」と言われた。

……やはり意外だったのだろうか。まぁ物静か(というより無感情)な方のキャラで通ってるから、そういう発言は確かにあまりした覚えがない。

ちなみに人前ではアニキとかそれっぽい感じに言うが、二人でいるときはもっと脱力した呼ばれ方をする。

その4文字しりとりだが、単純に4文字以上ではなく最初の単語から今の単語までを全部暗唱するオプションもついていた。おいそんな説明なかったぞ。などとは言わなかったが、つまりマジカル頭脳パワーで言うと"おぼえてしりとりバトル"をデフォルトで組み込んであったということである。

 

まぁしかし、これがなかなか、長い単語だと案外覚えているものだ。

最近WISC-Ⅲを受ける機会があったので調べたのだが、人間の短期記憶は「チャンク」と呼ばれる「まとまり」を基準としてそれを数個*4記憶できるというような作りになっているらしい。チャンクというのは認知上のまとまりであるので、例えば、ランダムな11桁の番号を憶えるのは難しいが、それが携帯電話の番号だったとしたら3-4-4という3つの「まとまり」に分ければ記憶しやすいし、更に言えば自分のスマホの電話番号を憶えるのはそれより段違いに、あるいは桁違いに簡単だろう。それは認識上においてそれぞれの憶える事柄(この場合は数字それぞれ)の結びつきが強いからだ。

こういう仕組みならば、「ぶた→たこ→こま→まり」という4つの群を憶えるよりは、それより総文字数の多い「りくじょうせいぶつ」という1単語を憶えるほうが、より簡単であるのは道理と言える。

4文字以上だと文字数が増えるぶん回答数が減ることもあって、単純な記憶力勝負にならずに珍解答も飛び出したりして、ゲームとしては実に刺激的だった。

ちなみに「りくじょうせいぶつ」はぼくが言った単語である。こんなワードが飛び出した理由がけものフレンズを見ていたせいであることはリア充3人には終ぞ分かるまい。

 

歓談もほどほどにその甘味処を出たのは何時だったか。

そしてどんな流れだったか忘れたが、ボーリングをしようということになった。

言い出したのは弟だったように思う。

 

やばい頭が疲れてきた。

ここまでで2時間半程度書いてるような気がする。5077字なので時速2000文字…西尾維新には程遠い。速さも文才も。

今日の「やりタイム」はこれだけで終わりそうだ。

本当は手帳を使い始める話にしようと思ったのに。

あと爪を切らなくては。

 

リア充の真似事の記録・ボーリング

このボーリングがまた性格が出るわ出るわ。

ぼくのプレイ傾向:とにかく基本に忠実、よく言えばまじめ堅実、悪く言えばくそつまんない堅物。まっすぐ投げてまっすぐストライクを取る、つまり点数に対して正面から突っ込んでいく。リリースが遅いのか、投げる玉がだいたい向かって左へ逸れていくのは悲しかった。1ゲーム目だけ100ポイントを越える。

Q嬢のプレイ傾向:重いボールに苦戦しながら男連中に応援されつつ奮闘。健気さはあるもののポイントそのものはあまり伸びず。

弟のプレイ傾向:1ゲーム目は割と普通。2ゲーム目から後述の「カーブボール」を会得しようと四苦八苦。スポーツ自体は上手いからポイントを取りに行けば高得点なのだろうが、そことは別の頂上を目指して登りに行き、ポイントを取ることとは別の評価軸を創造する。この評価軸を作ることで、低ポイントであるQ嬢を救いつつ、エンターテイメント性も演出し、自身の技術の向上も狙う。すごいな、と思った。ぼくには絶対できないことだ。これがリア充、或いはこれが我が弟。

T君のプレイ傾向:エンターテイメント性とポイントを兼ね備えた、4人の中で最もハイレベルなプレイヤー。T君のカーブはそのエンターテイメント性において大いに場を賑わした。スプリットになったピンを狙いに行ったり、ガーターすれすれを綱渡りしたり、勿論いつも成功するわけではないが、視覚的にな刺激は大変大きな評価軸の一つであった。弟は2ゲーム目から、このカーブボールにチャレンジし始めたのだ。更に彼の場合はポイントにおいても、ぼくと同等か、やや上の数字を取っていけるという、こちらの評価軸でもまた強さを見せつけてくれた。

 

楽しかったといえば楽しかったし、心理的な垣根も感じることはなかった。

しかしボーリングをしながらそんなことを考えるというのは、やはり気質的になんかこう、やはり根暗なんだろうなぁという気がしてしまうぼくだった。

もっと上手に生きられればよかったのにね。

 

ボーリング2ゲーム目が終わった時点で外はとっぷりと日が暮れ、今日はお開きにしようということになった。

T君と合流した場所へ戻ると、彼はこれから別の友人に会いに行くと言った。人と接するのが苦にならない人はすごいなぁと思った。

 

リア充の真似事の記録・終わりに

さて、そんなこんなで結構な長文になったが、そろそろリア充の真似事の記録を終わろう。

この記録に何の意味があるのかは分からないし、何の意味もないかもしれないが、少なくとも文章を書くリハビリにくらいはなればいいなと思う。なるかどうかは分からないが。

 

というか、はてブの記事でこんな長い文章を読む人はいないだろう。

6300文字だぞ。

*1:夜半の電話は自分の中で一つのトラウマである

*2:悪い表現ばかりしているが、ほかにもカップルや家族連れが数組いた

*3:夏目友人帳

*4:よく言われるのは7±1~2個